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執筆者の写真裕子 小野寺

自分のなかのパートたち

更新日:9月29日

人はみんな、自分の中にいろいろなパーツを持っています。例えば,会話する相手や場面によって態度が変わることがあります。初対面の人と話す時と親しい人と話すときでは自分の中の別のパートが出てきていると言えるかもしれません。

トラウマを抱えた方には、自分の中のパーツたちがはっきりと分かれていて、それぞれのパートがそれぞれの役割をもっていることがあります。例えば子どものように無邪気なパート、つらい思いを引き受けているパート、たくさんの怒りを抱えているパート、日常の生活を送るための表向きのパートなど。

トラウマの治療では、そのようなパーツたちの声に耳を傾け、お互いの存在に気づき、理解や同調、安心感や癒しなどがもてるように援助していきます。大人になった自分が子どもの頃の自分に愛情を注ぎこむことや、怒りを抱えてくれていたパートをねぎらうことなどで、だんだんと自分自身が癒されていきます。



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