大学生向けサポート
不注意で単位を落とさないように
大学での履修計画や課題の提出管理、先生とのやり取りなどがうまくできてますか。
発達障害の方は新しい環境に慣れるのに時間がかかります。
時間割や提出物の期限の管理などを週に一度お手伝いをいたします。
大学で困ること
時間割は自分で決めるの
教室はどこ 先生はだれ
新しい環境
高校とは違い自主的に動くことが求められる大学生活。さまざまな情報を把握しきる前にどんどんやらなきゃいけないことはでてきます。
周りは友だちをつくっているのに気が付けば自分だけ一人ということも。
まずは情報の整理をし優先順位をつけていきます。
何をいつまでやればいいの
いつのまにか期限が過ぎてる
課題の管理
大学の先生ってなんだか近寄りがたい
質問はどうすればいいの
自分が学びたかった授業。先生の話も面白くまじめに勉強に取り組んでいるのに。
授業ごとに次々課題がでて、期限が3日後とか次の週までとかばらばらで、気がつくと期限過ぎてるなんてこともあります。
毎週課題の確認を一緒におこなうことで単位の取りこぼしを防ぎます。
報連相
大学っていろんな窓口があるし、何をどこに相談すればいいのかわからない、先生に相談したいけど怒られたらどうしよう、などと考えているうちに気がつくともう手遅れなんてこともあります。
報告・連絡・相談の仕方やタイミングなどについても助言をおこないます。
大学が楽しくない
もうやめようかな
自分ってダメな人間だな
ネガティブな気分
成績のことや友人関係、自分自身のことなど心理的な面もサポートします。
具体的なサポートと心理面からのアプローチ、どちらもかなえます。
合理的配慮
平成28年4月に施行された障害者差別解消法及び令和3年6月に公布された改正障害者差別解消法によって、国公立、私立を問わず、すべての大学等において、不当な差別的取扱いの禁止及び合理的配慮の不提供の禁止が法的義務とされることになりました。
合理的配慮とは、障害のある学生が他の者と平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、大学等が行う必要かつ適当な変更・調整で、大学等において教育を受ける場合に個別に必要とされるものであり、かつ、大学等に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担(以下、過重な負担)を課さないもの、とされています。
【引用文献】
独立行政法人日本学生支援機構 「障害学生に関する紛争の防止・解決等事例集」https://www.jasso.go.jp/statistics/gakusei_shogai_kaiketsu/index.html(20240920参照)
大学などの高等教育での合理的配慮の構成要素としていわれているのが以下になります。
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個々のニーズ
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社会的障壁の除去
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非過重負担
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本来業務不随
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機会平等
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本質変更不可
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意向尊重
権利の主体者である学生本人の希望を尊重し、障害となる環境やルール、コミュニケーションの方法などに配慮をすること、授業を受けるのに必要な情報にアクセスしやすいようにすることや、学修のスタート地点が同じになるようにすることなどが合理的配慮となります。
ただ、すべての希望が叶うのではなく、学校側が過度の負担になるようなことや、学校が基準とする一定の知識を得ること自体を変えたりするような教育の本質をかえること、障壁が学校側の責任ではないことに対することなどは合理的配慮とはなりません。
【発達障害に対する具体的な配慮例】
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障害による欠席や遅刻をした時に、授業内容の説明や資料の配布
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グループワークでのリーダーや発表を避けてもらう
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座席の配慮
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授業の録音や写真撮影の許可
など
配慮内容は学生本人の希望のもと、発達障害の特性ゆえに学修に支障がでていることへの配慮をよく学校側と話し合って決めていきます。配慮できることは学校や先生によっても違ってきますので、よく話し合うことが大切になります。