ホログラフィートークというトラウマの心理療法のワークショップに参加してきました。
ホログラフィートークでは、過去に得ることのできなかった安心安全感や愛される感じ、自分を尊重される感覚を、昔に戻りイメージの中で体感してもらいます。自分自身で感じること、体感することで情動が動きだします。情動とともに自分は安全だ、愛され尊重される存在だということを身をもって感じ、その感覚が今の自分に統合され心の奥から癒されていきます。
ホログラフィートークのセッションでは、今もっているネガティブな感情や身体症状をてがかりに昔の時へ時間をさかのぼります。問題の起源となっている出来事があった過去まで戻っていきます。過去のイメージに入ることに不安を感じることもありますが、セラピストが安全に導いてくれるので大丈夫です。セラピストが見守るなか、リラックスして過去の自分と対話をします。
セッションの回数は人それぞれです。だいたい1回90分くらいのセッションとなります。1回で終了することもありますし、何回かに分けてじっくり行う場合もあります。
ホログラフィートークの特徴は、問題の起源となった出来事が特定されていなくても良いところにあります。EMDRなど他のトラウマ療法ではターゲットとなる記憶を特定しますが、ホログラフィートークは今のネガティブな感情や身体感覚から問題の起源を辿っていくので、意識にのぼってこない出来事に対してもアプローチができます。
もう一つの特徴は自分自身で問題を解決していくところにあります。過去の自分と対話し、望みを聴き、問題となっていることを解決します。自分で問題を解決することで自信や自己効力感が高まります。
ホログラフィートークは嶺輝子先生が開発した心理療法です。トラウマや愛着の問題、複雑性PTSDなどに効果があるといわれています。
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当相談室でも今後準備ができ次第カウンセリングに取り入れてまいります。受けてみたい方やどのようなものか気になる方はお気軽にお問合せください。
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