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執筆者の写真裕子 小野寺

遠隔カウンセリングのガイドライン

更新日:9月29日

コロナ以降テレワークやオンライン授業など、遠隔で仕事や勉強を行う機会も増えています。カウンセリングもオンラインを希望される方も多くなってきており、対面でのカウンセリングが不安な方や、外出が苦手な方、近くに相談室がない方などの選択肢のひとつになっています。 

オンライン(遠隔)でカウンセリングを行う場合にもいくつか気を付けなければならないことがあります。遠隔カウンセリングを行う際、アメリカ心理学会他(2013)が作成したガイドラインでは、まず、心理士の専門的な能力とオンラインを行うための知識や技術を身につけること、緊急時の対応、遠隔カウンセリングがクライエントにとって適切なやり方なのか、対面と同じような効果があるのかなどを評価、検討することが必要とされています。 また、遠隔カウンセリングでの利点とリスクについての説明、メールやオンラインで使用する情報の保護についてなど、クライエントに対し説明し同意を得ることが大切であることも示されています。 

当相談室では、ガイドラインに沿ってオンライン(遠隔)カウンセリングを行っております。特にトラウマのカウンセリングでは注意が必要であると感じており、トラウマ記憶に触れた時にフラッシュバックや解離などが起きた場合にどうするか、対処法やサポートしてくれる人の有無などを確認し、遠隔カウンセリングが安全に行えるかアセスメントを十分に行いたいと考えております。 

 【参考文献】 

日本心理学会特設ページ遠隔心理学(Telepsychology)実践のためのガイドライン(Guidelines for the Practice of Telepsychology) | 日本心理学会(2023.10.22参照)

 アメリカ心理学会(2013)Guidelines for the Practice of Telepsycholog. Guidelines for the Practice of Telepsychology (apa.org)(2023.10.22参照) 



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