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聴こえているのに、聞き取れない ― 聴覚情報処理障害(APD)と発達障害
聴こえているのに聞き逃してしまう 「聴力検査は正常。でも、授業や会議になると急にわからなくなる」 「雑音の中で言葉が聞き取れず思考が停止する」 そんな“ズレ”を抱える人がいます。それが「聴覚情報処理障害(APD)」です。 APDは、聴覚の器質的な問題というより発達特性や注意や記憶などの認知的な問題、心理的な問題などの要因があると考えられています。 ■ APDは単なる「聞こえの問題」ではない 近年の報告では、APDの背景には 注意の持続や選択の難しさ ワーキングメモリの弱さ 不安や緊張などの心理的要因 など、複数の要素が絡み合っていることが指摘されています。 たとえば、周囲がざわつく教室で先生の声だけを拾うには、「不要な音を抑え、必要な音に注意を向け続ける力」が必要です。この力は、発達特性とも深く関わります。 ■ 発達障害との関連 APDはADHDやASDなどの発達障害と重なりやすい特性が多いようです。 ADHDのある人 → 注意の揺れやすさ、聴覚情報の保持の難しさが影響しやすい ASDのある人 → 音の選択的注意や感覚過敏、言語理解のスタイルの違
裕子 小野寺
2 日前読了時間: 3分


「失礼な人」に見えてしまう理由 ― 会話には「所有権」がある ―
会話には「所有権」がある 「職場で普通に話しているつもりなのに、なぜか失礼な人だと思われてしまう」 「雑談がうまくできない」 支援やカウンセリングの現場で、こうした相談を受けることは少なくありません。 ご本人には悪気がまったくなく、「何がいけなかったのかわからない」と戸惑っていることも多いです。 そんなとき、説明のヒントとして役立つのが 「行為と発言の所有権」 という考え方です。 会話には「誰のものか」がある 私たちは会話の中で、無意識のうちに 「この話題は誰のものか」を行き来しています。 所有には大きく分けて、次の2つがあります。 知識による所有 専門知識、情報、判断、方法 経験による所有 感覚、気持ち、体験、つらさ、主観 この所有を取り違えると、 内容が正しくても「失礼」「わかっていない」と受け取られてしまうことがあります。 〇医師と患者の例 たとえば、医師と患者の関係。 患者が所有しているもの ・痛みの強さ ・つらさの感じ方 医師が所有しているもの ・症状の評価 ・治療の選択肢
裕子 小野寺
2月2日読了時間: 3分
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